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2018/06/07

スーパーフォーミュラ―第3戦スポーツランドSUGO、山本尚貴2勝目を飾る

matsuguma
カーアンドレジャーニュース

 スポーツランドSUGO(宮城県)で5月27日に行われた全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦は、山本尚貴(MUGEN)が優勝。開幕戦に続き、今季2勝目を飾った。
(Photo=Sutton Photographic)

 オートポリス(大分県)での第2戦が悪天候によりキャンセルされたことで、実質今季2レース目となった今回の戦いだが、序盤にセーフティカーが導入されたことで、ポジションが大きく変わる展開となった。

 まず予選では、野尻(DANDELION)がトップタイムをマークしPPを獲得。2番手には小林可夢偉(KCMG)、3番手に平川(IMPUL)、4番手国本(INGING)と続く。そして迎えた決勝レースでも、上位4台はポジションを守りスタート(写真下)を切った。

 レースは序盤からトップ争いが白熱。そして14周目には可夢偉がトップを逆転し、後続を引き離しにかかった。しかし16周目、コース上でトラブルが発生しセーフティカーが導入。ここでトップの可夢偉をはじめ、2番手の野尻、3番手の平川、4番手の国本はコース上にステイした。

 一方、この時点で5番手につけていた山本(MUGEN)らは、タイヤ交換のためのピットインとタイミングが重なり、直後にピットへ。素早くコースに復帰する。そして翌周には野尻と平川がピットに入ったことで、ポジションが大きく入れ替わることとなった。

 レースは23周目に再開。この時点では可夢偉以下ピットインを遅らせたマシンが上位につける。しかしトップの可夢偉は、44周目にピットに入るが作業に手間取り大きく後退、続いてトップに立った国本はシフトトラブルでスローダウン。これを逆転した松下はピットからの復帰タイミングが悪く後退となり、相次いでトップ争いから離脱することとなってしまった。

 そして全車がピットインを終えたタイミングでトップに立ったのは山本。山本は後続を振り切って周回を重ね、そのまま逃げ切りに成功。開幕戦鈴鹿に続く2勝目を飾ることとなった。

 「正直なところ、今回は勝てると思っていませんでした。今日のレースは戦略面での勝ちです」と山本。「昨年は苦しかったですが、今年はいろいろなことがうまくいく感じで、こういうこともあるのだなと思っています。鈴鹿以外のサーキットで初めて勝ったので、とてもうれしいです」とレースを振り返った。

(今季2勝目を飾った山本のマシン)

【全日本スーパーフォーミュラ第3戦結果】

1位 山本尚貴     TEAM MUGEN
2位 ニック・キャシディ ORIENTALBIO KONDO
3位 中嶋一貴     VANTELIN KOWA TOM’S
4位 トム・ディルマン UOMO SUNOCO
5位 ナレイン・カーティケヤン TCS NAKAJIMA RACING
6位 小林可夢偉     KCMG Elyse

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