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2018/06/07

「人とクルマのテクノロジー展2018」開催、過去最大規模の597社が出展

matsuguma
カーアンドレジャーニュース

 日本最大の自動車技術展「人とクルマのテクノロジー展2018」(主催:自動車技術会主催)」が5月23日から25日まで、パシフィコ横浜で開催された。今年で27回目を迎えた同展示会は、自動車産業の第一線で活躍するエンジニアのための自動車専門技術展として自動車メーカーをはじめ、国内外の部品・材料メーカー、CAEソリューション、カーエレクトロニクス関連企業等が一堂に集結。今回は過去最大となる597社(1207小間)が出展し、総来場者数は9万3458人を記録した。

■最先端の技術を公開

 トヨタブースでは、水素プラットフォームを表現した都市のジオラマやFCVミライのカットモデルを設置し、水素社会実現に向けた取り組みを紹介した。

 さらに、TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクスチャー)のコンセプトに基づいた新型2・0ℓ直列4気筒直噴ガソリンエンジン(NA)を展示。高速燃焼技術や可変制御システムを採用するとともに、エネルギーロスを低減させたことで最大熱効率40%を達成している。このほか、レクサスLSに搭載した先進安全技術「レクサスセーフティシステムプラス」の体験コーナーも設置し、行列ができる人気ぶりだった。

 

(FCV未来のカットモデル(左)、都市のジオラマで水素社会をアピール)

 日産ブースではインテリジェントモビリティの取り組みを紹介した。リーフの実車を展示し、搭載するリチウムイオンバッテリーのカットモデルをはじめ、アクセルペダルの操作だけで減速から停止保持まで行える「e―ペダル」や、電動パワートレーン「e―パワー」の電動化技術をアピール。加えて、高速道路の同一車線での自動運転技術「プロパイロット」や、自動駐車システム「プロパイロットパーキング」等の知能化技術も紹介した。プロパイロットパーキングは360度のVR体験コーナーも設け、大勢の来場者が体験した。

 スバルブースは、今夏に発売予定の新型フォレスターの実車を展示。ドライバーの顔を認識し、わき見や居眠りを検知するスバル初の乗員認識技術「ドライバーモニタリングシステム」の新技術や、同社初のマイルドハイブリッドシステム「eボクサー」の生み出す走行性能を紹介した。

■クラリオンが次世代ナビを初公開

 カーナビ関連では、クラリオンが次世代ナビゲーション機能「Door to Doorナビゲーション」を搭載した「NXV987D」(7月下旬発売予定、写真右)を初公開し、注目を集めた。この機能は、スマートフォンで検索した移動ルート(クルマ、徒歩)、駐車場、目的地情報等を、専用アプリを通してカーナビとシームレスに共有。事前に行う目的地検索でクルマ移動→駐車→徒歩で目的地へ移動、帰宅時の駐車場でのクルマ位置表示→クルマ移動といった一連の誘導をしてくれる、まさに次世代の機能となっている。

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