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2016/10/15

ホンダコレクション、ツインリンクもてぎで公開テストを実施

osaki
カーアンドレジャーニュース

 ホンダコレクションホール所蔵車両の走行確認テストが10月10日、ツインリンクもてぎ・南コースで行なわれた。

 同施設は、「人に役立つものを創ろう」というコンセプトのもとに、ホンダ製を中心とする市販車や汎用製品約350台を展示。ホンダを世界的な2輪・4輪メーカーとして成長させた歴史的価値のある車両は走行可能な状態で保存されており、活動の一環として随時走行テストを実施している。年に1~2回はそのテストが一般にも公開され、今回も熱心な多くのホンダファンが詰めかけ、ホンダのモータスポーツの黎明期から黄金期を彩った名車の走行を見守った。

 今回走行テストが行なわれたのは、2輪が4RC146(65年)、RC116(66年)、RC181(67年)、CB500R(74年)、RCB1000(76年)、RS125RWT(81年)、NSR500(88年)、RVF750(91年)、RS125RW(03年)の世界GP参戦車を中心とする9台。4輪がRA301(68年)、ロータス・ホンダ100T(88年)、マクラーレン・ホンダMP4/6(91年)の3台のF1マシンで、2輪・4輪とも元ワークスライダーの宮城光さんがドライブした。テストは午前に2輪、午後は4輪のテストを実施し、エンジン始動しにくい機種が数台あったものの、大きなトラブルもなく予定通りテストを消化した。

 今回走行したF1マシンは次の3台。

 ・RA301
 RA300の発展モデルとして68年F1世界GPの最終戦メキシコGPに出場し、これを最後にホンダは第1期のF1活動を終了。その後ワークスチームとして参戦した06年に投入されたRA106によって、RAの呼称が復活を果たす。

 ・ロータス・ホンダ100T
 1・5Lターボエンジン、ロータス・ホンダとして最終シーズンの88年に投入。新規定ターボ圧2・5バール対応のRA168Eエンジンを搭載し、150L燃料制限など各種レギュレーションに対応した。今回のテストでは中嶋悟のマシンが走行した。

 ・マクラーレン・ホンダMP4/6
 それまでのV10NAエンジンよりも5・5㎏軽く、最高出力700PS以上を発揮した新型V12気筒エンジンを搭載。アイルトン・セナは、当時の新記録である4連勝を含むシーズン7勝をあげ自身3度目の世界王者に輝いたほか、コンストラクターズでもシーズン優勝を果たした。

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