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2015/12/11

ソープボックスダービー日本グランプリ開催“世界大会への代表決まる“

matsuguma
カーアンドレジャーニュース

 第15回ソープボックスダービー日本グランプリが12月5日~6日、神奈川県横浜市中区の日本大通りで開催された。今回は44名のちびっこパイロットが出場し、優勝した山本柚菜さんは、来年7月に米・オハイオ州アクロンで開催される世界大会に日本代表として参加する。

 ソープボックスダービーは、アメリカが発祥で子どもたちがせっけんを積む木箱(ソープボックス)にタイヤをつけ、坂道を下って遊んだのが始まりとされており、いわばエンジンを持たない子ども向けカートレースとしてアメリカでは70年以上前から続いている。

日本では2001年から神奈川県秦野市で大会が毎年開催され、徐々に規模を拡大。昨年から横浜市の日本大通で開催されている。参加条件は7歳~13歳の男女で、身長の目安が120㎝~160㎝、体重が50㎏以下。競技は傾斜を持つ約150mの特設コースの左右のレーンを1回ずつ走行し、最速タイムを競う。

 開会式には、スーパーGTなどに参戦する横溝直輝も駆けつけ、“ダービーパイロット監督”として競技を観戦。同レースのレースアドバイザーも務める横溝は「みんなのがんばっている姿を毎年見て、自分のレースへのエネルギーに変えている」と話し、パイロットたちにエールを送った。

 坂道を下る“動”によるタイムトライアルは想像以上に拮抗。1秒以内に20名がひしめく大混戦にとなり、33秒145秒で優勝した山本さんと2位とのタイム差はわずか1000分2秒差だった。レース前に5位までに入りたいと話し、優勝という最高の形で願いをかなえた山本さんは「1位になることができてうれしい」と、喜びをかみ締めながら語った。

 また、今大会は神奈川県が後援したほか、ウエインズグループKTグループの県下トヨタディーラー7社がパートナーとして参加。周辺の神奈川県庁の特設会場では、AKB48チーム8のライブ、本格的なカートのタイムトライアル、トヨタ・MIRAIやG´S試乗会を実施。さらに、警察車両の展示やモックカーの工作体験なども行なわれ賑わいを見せた。 

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