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2016/04/01

アウディのフラッグシップスポーツモデル R8をフルモデルチェンジ

osaki
カーアンドレジャーニュース

アウディジャパンは3月26日、フラッグシップスポーツモデル「R8」のフルモデルチェンジを発表。2016年度日本市場向けの限定100台が7月5日から販売される。

 

 

 

新型車は各部にレース活動で得られた知見が活かされ、中でも新開発のエンジンは最高出力の異なる2タイプのV型10気筒5・2ℓを用意。最高出力540PS(最大トルク540Nm)を「R8 V10」に、最高出力610PS(最大トルク560Nm)をハイパフォーマンスバージョン「R8 V10プラス」に搭載。駆動方式は新開発のフルタイム4WDのクワトロで、これに7速Sトロニックとの組み合わせ。また、アルミとCFRP(炭素繊維複合材料)を組み合わせた最新のボディ構造により、フレーム単体の重量を200㎏に抑える軽量化と40%の剛性向上が図られた。これによりV10プラスは車両重量が1630㎏となり、時速0‐100㎞加速は3・2秒という圧倒的な性能を誇る。

 

その一方で、低負荷時にエンジンの片バンクが停止するシリンダーオンデマンド、時速55㎞以下でドライバーがアクセルを離したときに二つのクラッチを切るコースティングモードやアイドリングストップ機構などを採用し、先代モデルをしのぐ燃費性能を実現した。

一新されたデザインは、キャビンを前方に配置することで長いリヤデッキを実現し、ミッドエンジンスポーツカーらしいプロポーションを創出。フロントマスクはヘッドライトやサイドのエアインテークを縦のバーを強調するデザインとし、ヘッドライトには左右それぞれ37個のLEDを備えたLEDヘッドライト採用し、V10プラスではハイビーム時の照射距離を従来の約2倍に伸ばしたレーザーハイビームを搭載する。

 

インテリアは、アーチ型のラインでコクピットを囲い込む「モノポスト」を採用し、一体感を強調。メーターパネルには12・3インチのTFTディスプレイを配したアウディバーチャルコックピットを採用。ここに、スピードメーターやタコメーター、ナビゲーションシステムを始めとするさまざまな情報を表示する。さらにR8では、タコメーターを中央に大きく表示し、その周辺には最大1・5Gまで表示できるGメーターやラップタイマー、ギヤボックス油温、タイヤ空気圧&温度など重要な走行データを知らせる「パフォーマンスモード」も備える。

 

【希望小売価格】

▽V10=2456万円▽V10プラス=2906万円

■スポーツイメージを高めるサブブランド「アウディスポーツ」を導入

新型R8の発売にあわせ、アウディのスポーツイメージを高めるため、サブブランド「アウディスポーツ」の導入も決定。アウディスポーツは1980年の創設以来、さまざまなモータースポーツに参戦し、数々の栄冠を勝ち取ってきた。近年はワークスチームでのモータースポーツ参戦とカスタマーレーシングへの車両供給を柱としていたが、今後はR8/RSシリーズ販売拡充(20年までに年間1200台の販売)ウェア、小物類などの「スポーツコレクション」の販売拡充(現在70アイテム、20年までに120アイテム)にも領域を広げる。

 

このコミュニケーション拠点として、7月にアウディみなとみらいに「アウディスポーツストア」を開設し、今年度中に24店舗をオープン。初年度にはR8に加え、RSのハイパフォーマンスモデルの導入やレーシングコースを使用したR8/RSモデルの試乗会、アウディ本社の体験試乗会への優先参加制度なども予定されている。

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