【東京キャンピングカーショー2016特集】バンレボ・MR
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■予算やライフスタイルにあわせて選べる3タイプ
キャブコンやハイエースベースのバンコンでは大きすぎるが、軽キャンパーでは物足りないというキャンパーにぴったりのモデルが「MR(Minivan Revolution)」だ。見た目は、ファミリー人気が高いトヨタのミニバン「ヴォクシー/ノア」、と「エスクァイア」。しかし、その室内には車中泊用の装備がしっかりと備わっている。
グレードは3車種。トップグレードの「MR」、装備類を厳選したライトな仕様の「MR2」、水回りなどの装備をレスにし、さらにシンプルに仕上げた「MRS」をラインアップ。ベース車に設定のある燃費性能のすぐれたハイブリッドモデルや、ガソリン車なら4WDを選ぶこともできるのも特徴になっている。
まず、MRは、リヤの両側面にキャビネットを配し、ビルトイン電子レンジやシンク&シャワーフォーセットを装備。冬期の車中泊には欠かせないFFヒーターとサブバッテリーも標準装備されているので、とくにオプション装備を追加することなくすぐに車中泊が可能なモデルになっている。
ベッド展開は、セカンドシートのリクライニング操作とレベルクッションをセットし、あとはベッドマットを敷き詰めるだけというカンタン設計。初めてのキャンピングカーというユーザーでも簡単にベッドメイクが可能で、サイズも大人2人が足を伸ばして就寝できる仕様だ。
また、MRには従来から販売している内外装がシックなブラックバージョンに加え、今春ホワイトバージョンが新登場。白を基調とした棚などの家具類を採用し、明るく清潔感のある室内空間を演出。落ち着きのあるブラックバージョンとの選択の幅が広がったのも大きなポイントだ。
MR‐2は、MRからアッパーキャビネットを無くしたモデル。子供2名が就寝できるジュニア用のベッドマットをオプションで選べるため、家族での帰省といった際にも活用できる。
MR‐Sは、価格を抑えたシンプルなモデルで、MRと同様のベッド展開が簡単に行えることに特化したレイアウトになっている。日常使いがメインで、たまに車中泊をするといったライトユーザーにぴったりなモデルとなっている。
■先進安全装備をエスクァイアベースには標準装備
また、ベース車に先進安全装備の「トヨタセーフティセンスC」が採用されたことにより、安全性が向上。同システムは「衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ(PCS)」に加え、車線を逸脱した場合にブザーとディスプレイ表示でドライバーに警告を行なう「レーンディパーチャ―アラート(LDA)」、カメラで対向車のヘッドランプまたは先行車のテールランプを検知してハイビームとロービームを自動的に切り替える「オートマチックハイビーム(AHB)」から構成。エスクァイアベースは標準装備になり、ノア・ヴォクシーはオプション設定する。
ニーズの多くは、普段はファーストカーとして日常で使いつつ、レジャーや旅行の際には、普通乗用車よりワンランク上の快適な車中泊ライフが送れるモデルを求める層だ。5ナンバーサイズなので、駐車スペースの問題もクリアしやすく、普通乗用車としての外装デザイン、内装や装備類の質の高さもMRシリーズの大きな魅力だ。
同シリーズは、軽キャンパーのアップサイジングユーザーにも注目されている。高速道路を使った旅行やワインディングロードでの走行は、やはりリッターカーの方が運転にゆとりがある。駐車場事情などで大きいクルマが置けない場合や、1台で何役もこなせるクルマを望むなら、MRは最適な一台となってくれる。
【車両概要】
ベース車両:トヨタ・ヴォクシー/ノア/エスクァイア
乗車定員/就寝人数:4~5名/2名
登録ナンバー:5
全長×全幅×全高:4695㎜×1695㎜×1825㎜(4WD:1865㎜)
価格:MR‐S=313万2000円~▽MR‐2=324万円~▽MR=388万8000円~(ノア/ヴォクシー)/410万4000円~(エスクァイア)(すべて税込)
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