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2016/07/16

PSAグループ、最新のクリーンディーゼルエンジン「BlueHDi」日本初導入

matsuguma
カーアンドレジャーニュース

 プジョー・シトロエン・DSオートモービルズの3ブランドからなるPSAグループは7月12日、最新のクリーンディーゼルエンジン「BlueHDi」の日本導入を発表した。導入されるのは、1・6ℓと2・0ℓの2タイプ。将来的には、各ブランド合計14車種のディーゼルモデルを導入する。

PSAグループのディーゼルエンジン開発の歴史は長く、1922年にはプジョーによる初のテスト走行を開始。シトロエンでは、1933年にロザリーⅣが時速109㎞という速度記録を樹立している。また、日本にも1979年にシトロエンCXにディーゼル搭載車が導入されたことがある。

 その集大成ともいうべきクリーンディーゼルテクノロジーを継承したのが「BlueHDi」。2013年の9月からすでに欧州市場に導入され、2015年に累計生産100万台を突破している。

最高出力180PS/最大トルク400Nmを発揮する2・0ℓ直列4気筒ターボのBlueHDiディーゼル

 日本に導入される最新の「BlueHDi」は、排出ガス中の有害物質を3段階で除去するPSAグループ独自のクリーンテクノロジーを採用。排気系に組み込まれた、酸化触媒、SCR(選択還元触媒)、DPF(微粒子フィルター)の3ステップで構成される。SCRにAdBlue®(尿素水溶液)を使用することで、NOx(窒素酸化物)を90%、PM(粒子状物質)99・9%を除去。同性能のガソリン車と比較した場合、燃料消費は25%、CO₂排出量は15%低減するという。

 また、DPFは低温状態であるエンジン始動直後からNOxの除去が可能となるほか、フィルターにすすが一定量たまると、電子制御により排気温度が高まり、すすを再燃焼して除去するセルフクリーニング機能を備え、最新の欧州の排ガス規制“Euro6”や“日本のポスト新長期規制”に適合している。

NOx(窒素酸化物)を90%、PM(粒子状物質)99・9%を除去するPSAグループ独自のクリーンテクノロジー

 なおBlueHDiが搭載されるモデルは、プジョー「308Allure」、「308SW Allure/SW GT」、「508GT/SW GT」、シトロエン「C4FEEL」、「グランドC4ピカソ」、DSオートモービルズ「DS4クロスバック」、「DS4ChiC」となっている。

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