BMW、7シリーズに初のPHVモデルと高性能グレードを追加
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ビー・エム・ダブリューは10月13日、フラッグシップモデルの7シリーズにPHV(プグインハイブリッド)モデルの「740e iパフォーマンス」と、最上級モデルとなる「M760Li xドライブ」を追加し、注文の受付を開始した。740eは10月下旬から、M760Liは、2017年2月からの納車を予定している。
■3・0Lターボエンジン車をしのぐ性能を持つ740e
740eは、9・2kWhの大容量リチウムイオンバッテリーを搭載し、モーターのみで42㎞(JC08モード)、時速140㎞までの走行を実現する7シリーズ初のPHVモデル。搭載するパワーユニットは、最高出力258PS/最大トルク400Nmを発揮する直列4気筒2・0Lターボエンジンと、同113PS、停止状態から最大トルク250Nmを発揮するモーターを組み合わせたもの。モーターは8速ATに組み込まれ、システム合計で同326PS/同500Nmとし、時速0‐100㎞加速は5・4秒(欧州仕様車)で、3・0Lターボエンジン車を上回る性能を見せる。
PHVならではの外部充電も可能で、200Vの普通充電対応し、200V/15Aの場合約4時間で満充電となる。加えて、全国8500基の充電ステーションが最初の1年間無料で利用できるBMW専用の公共充電サービス「チャージナウ」が付帯される。さらに、三つの走行モードのうちのバッテリーコントロールモデルでは、バッテリーの充電量を減らさないように効率的な走行を行なうとともに、エンジンによる走行中の発電によって100%の充電を可能としている。
価格はガソリンモデルのベースグレードの1225万円を下回る1169万円に設定し、7シリーズのエントリーモデルに位置づけ、PHVのさらなる普及につなげたいとしている。
■612PS/800Nmの圧倒的な性能を誇る7シリーズ最上級モデル
7シリーズの最上級モデルとなるM760Li xドライブは、最高出力610PS/最大トルク800Nmを1550回転~5000回転という広範囲で発揮する、新開発のV型12気筒6・6?ターボエンジンを搭載。これに、V12エンジンの特性に合わせたチューニングが施され、よりスポーティなシフト特性を持つ8速ATと4輪駆動システム「xドライブ」を組み合わせ、時速0‐100㎞加速3・7秒(欧州仕様)というセグメント最速の動力性能を実現する。
M760Liのエクステリアは、スポーティ感を高めたMエアロダイナミクスパッケージと、マットグレーに塗装された専用20インチアルミホイールなどでダイナミズムを強調。さらに、フロントバンパーと左右のエキゾーストテールパイプ取り囲むクロームインサートにより構成されるデザインピュアパッケージエクステリアを採用する「M760Li xドライブ V12エクセレンス」の、それぞれの個性を強調する二つのグレードをラインアップする。
【希望小売価格】
[740e iパフォーマンス]1169万円~1240万円[M760Li Xドライブ]2420万円(V12エクセレンスは同額)
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