力強さと気品を高めさらに進化,新型マセラティ・クアトロポルテ発売
matsuguma
マセラティジャパンは1月16日、フラッグシップスポーツセダンのクアトロポルテをフルモデルチェンジし発売した。スタイルを一新させ先進安全技術を標準装備するとともに、新たにトリム戦略として、グレードごとに「グランルッソ」と「グランスポーツ」のオプションを導入。ブランドのDNAであるラグジュアリー性(グランルッソ)と、スポーツ性(グランスポーツ)を強調させることで、マセラティのアイデンィティをより際立たせている。
(ラグジュアリー性を高めたSQ4 グランルッソ)
一新されたエクステリアは、同社創業100周年を記念して発表されたコンセプトカー、アルフィエーリの流れをくむラジエーターグリルのクロームバーを立体的に見せ、マセラティとしての個性を際立たせた。
そのフロントグリルには電動調節式グリルシャッターが設けられ、空力性能をアクティブに向上できるよう進化を遂げた。燃費と排出ガスを大幅削減を実現しつつ、空気抵抗を約10%削減した。
インテリアは使いやすい計器類がエレガンスかつシンプルに、ハイテク装備により洗練度も高められた。ダッシュボード中央には、タッチ機能を持つ8・4インチの高解像度ディスプレイを配置し、直感的な操作が可能なロータリーコントロールも設けられた。センターコンソール全体は高級なウッド素材を潤沢に使用し、前後ドアパネルはウッドインサートで仕上げた。
フェラーリとの共同開発によるエンジンは、GTSのみに搭載されるV型8気筒3・8㍑ツインターボ(530PS)と、V型6気筒3・0㍑ツインターボ(350PS)の2種類。全車ZF製8速ATとの組み合わせ。SQ4にはマセラティ初のAWDシステムを搭載する。
安全装備では、アドバンストドライバーアシスタントシステムとして、アダプティブクルーズコントロール、レーンデパーチャーワーニング、フォワードコリジョンワーニング、ブラインドスポットアラート、リヤクロスパスなどが全車標準装備された。さらに、オプションでサラウンドビューカメラなども設定されている。
●グランルッソ
ラグジュアリーがコンセプト。専用デザインのバンパーやロアグリルを採用し、足元は20インチのアルミホイール、シルバーに彩られたブレーキキャリパーを持つ。
特筆すべきは、インテリア各部にエルメネジルド・ゼニア・エディションのシルクファブリックを採用したこと。〝特別仕立て〟としてゼニアのスーツのようなラベルがバイザー裏に縫い付けられる。
(随所にシルクファブリックを採用したインテリア,グランルッソ)
●グランスポーツ
スポーツ性とアグレッシブな魅力を際立たせた。専用デザインのフロントスポイラー、バンパーは冷却性能向上を図る形状で、リヤバンパーにもエアロダイナミックフィンが装着される。足元は20インチホイールと、レッドのブレーキキャリパーで引き締め、フロントのバッジ、サイドのロゴにはブルーのアクセントが加えられる。インテリは最新のスポーツシート、ステアリングはカーボン製と古レザー仕上げの2種類を用意。ハイグロス仕上げのピアノブラックのウッドトリム、アルミ製のシフトパドルなどがスポーティな走りをサポートする。
(赤と黒のコントラストと素材にもこだわったインテリア,グランスポーツ)
【希望小売価格】1206万円(1334万円※)▽S=1406万円(1534万円)▽SQ4=1509万円(1637万円)▽GTS☆=(1946万円)▽カッコ内はグランルッソ/グランスポーツの価格(同額)▽※=グランルッソのみ、☆=スタンダードの設定なし
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