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2017/08/10

23区及び武蔵野市・三鷹市でタクシー事前確定運賃サービスの実証実験がスタート

matsuguma
カーアンドレジャーニュース

 東京ハイヤー・タクシー協会の会員事業者である日本交通グループ、国際自動車グループ、第一交通産業グループ、大和自動車交通グループは、国土交通省によるタクシー事前確定運賃の実証実験に参加。この実験は、東京23区および武蔵野市と三鷹市の地域で乗車される乗客を対象に、8月7日から10月6日の2カ月間実施される。(写真トップ:実証実験スタートを告げるテープカット)

 事前確定運賃とは、各グループのスマートフォン用配車アプリを使い、乗車地と降車地を設定し、地図上の走行距離、予測所要時間などを踏まえて算出される運賃のことで、運賃確定後は渋滞などが生じても運賃が変わらず、降車直前まで料金メーターを気にする必要がなくなる。実証実験では、事前確定運賃が3000円以上(迎車料金等含む)のみ利用可能。また、グループごとの配車アプリは、予約のタイミング(前日の事前予約)や、支払い方法(クレジットカードのみ=事前登録が必要など)など利用条件が異なるので注意が必要だ。それぞれのアプリは「App Store」「Google play」からダウンロードできる。

(配車アプリによる予約方法を紹介)

 実証実験開始にあたり、東京ハイヤー・タクシー協会の川鍋一朗会長(写真右)は「降りるときまで料金がわからないというお客様の要望に、106年目でようやく解消できるめどが立った。この実験でタクシーの新しい姿、公共交通としてアップデートしたという意気込みを感じてほしい。今年の第1弾は2月に開始した初乗り410円、第2弾がこの事前確定運賃(の実証実験)、そしで第3弾が今秋1万台の導入を予定している、ユニバーサルデザインのジャパンタクシー。車体色はニューヨークが黄色、ロンドンが黒、東京は濃紺にして、東京の新しいアイコンにしたい」と、今年が業界挙げての改革の年になることを強調した。

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