トヨタ、13年ぶりに新型ピックアップトラック「ハイラックス」国内復活
matsuguma
トヨタは9月12日、新型ピックアップトラック「ハイラックス」を13年ぶりに日本市場への導入を発表した。
ハイラックスは、1968年の発売開始以来、約180の国や地域で販売され、累計生産台数は約1730万台を超える。一方、国内では、2004年の6代目を最後に販売終了。しかし、現在でも約9000名が作業等の仕事用として愛用しており、国内販売復活が待ち望まれていた。
(2004年に販売終了した6代目ハイラックス)
新型ハイラックスのボディサイズは、全長5335㎜、全幅1855㎜、全高1800㎜。ボディには防錆鋼板を採用し、特にデッキにはサビや腐食に強い亜鉛メッキ鋼板を用いることで高い防錆性能を確保している。加えて、デッキの低位置にスチールバンパーを設定することで荷物の積み下ろし時の乗降性も確保したほか、大型のアシストグリップを配置し、スムーズな乗降を実現している。(写真右:デッキサイズは、最大床面長1565㎜、最小床面幅1105㎜、開口幅1380㎜、荷室台480㎜)
駆動方式は、ダイヤル操作で選択できるパートタイム4WDシステムを装備。市街地や高速道路では静粛性や燃費性能に優れた2輪駆動とし、不整地や滑りやすい路面では4輪駆動に切り替えることで、快適性と走破性を両立している。
また、上り坂での発進をサポートするヒルスタートアシストコントロールや、スリップ状態から素早い脱出が可能なアクティブトラクションコントロール(Zのみ標準装備)等を搭載し、高い走破性を実現した。
搭載するパワートレーンは、低回転域でも高トルクを発揮する2・4?ディーゼルエンジンに6速ATの組み合わせ。最高出力150PS、最大トルク400Nmを発揮し、JC08モード燃費は、11・8㎞/ℓを達成している。
エクステリアは、「タフ&エモーショナル」をデザインコンセプトに迫力と躍動感を表現した。また、インテリアは随所に施したシルバー加飾、青色で統一した室内イルミネーションなどが、洗練さを演出。ボディカラーには、ネビュラブルーメタリック、クリムゾンスパークレッドメタリックを含む5色を設定し、内装色にはブラックを採用した。
このほか、上級グレードのZでは、LEDヘッドライト、LEDフロントフォグランプ、17インチアルミホイール、本革巻きステアリングホイール等を装備するとともに、インテリアには、視認性の高いオプティロンメーターやオートエアコン、室内の利便性を高める6:4分割チップアップシートを採用し、グレード間の差別化を図った。
安全装備では、緊急ブレーキシグナルやEBD(電子制動力配分制御)付ABS&ブレーキアシスト等を標準装備。Zグレードでは、車両に加えて歩行者も認識する「歩行者検知機能付衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ」や、車線逸脱の回避を支援する「レーンディパーチャーアラート」、クルーズコントロールを搭載し、安全性能を高めている。価格は326万7000円~374万2200円。
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