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2017/11/12

新世代のジープを強化するコンパクトSUVの最新作「ジープコンパス」

matsuguma
カーアンドレジャーニュース

 FCAジャパンは10月30日、ジープブランドのコンパクトSUV、コンパスのフルモデルチェンジを発表した(発売は12月2日から)。第2世代に進化したコンパスは、ジープ伝統の優れた走破性を継承しつつ、デザイン、機能、快適性、安全性など全域で性能を進化。アクティブ派から都会派まで、幅広いニーズに応えるモデルへと進化した。


■軽量かつ高剛性なユニボディを採用
 コンパスは、スモールSUVのレネゲードとミッドサイズSUVのチェロキーの中間に位置し、FCAのモジュールプラットフォーム、スモールワイド4×4アーキテクチャーを採用。このプラットフォームとモノコックボディを一体化させた〝ユニボディ構造〟により、強固な基本骨格を形成し高いねじり剛性を実現した。ボディ全体の7割近くが高張力鋼板で、構造用接着剤の採用で高剛性と軽量化を両立。このボディ構造が高い走破性と、静粛性を高め振動の少ない快適な乗り心地を実現した。

 ボディサイズは全長4・4m×全幅1・81m×全高1・64mで、従来型に比べ全長が7・5㎝短縮され、取り回し性が良くなった。一方、前後トレッド幅を拡大し、ロードホールディングを向上させた。

(ユニボディ構造により高い走破性と快適な乗り心地を手に入れた)

■伝統とプレミアムを融合
 エクステリアは、流麗なプロポーションとワイドなたたずまいを特徴とし、あらゆる地形を走破する頑強な雰囲気とスタイリッシュさを併せ持つ。スポーツ/ロンギチュード/リミテッドの3グレードがあり、ロンギチュードはグロスブラックのルーフペイントが施される。

 インテリアは、機能的かつクラフトマンシップを感じさせるデザインの中に、先進技術を数多く採用している。
 インパネの中央部には、Uコネクトシステムを直感的に操作できる、マルチタッチ操作(ピンチ、タップ、スワイプなど)に対応したタッチパネルモニターを備える。

 

 Uコネクトシステムは、高精細グラフィックスにより美しい画面表示により、車両情報、オーディオ機能、ナビゲーション機能(除くスポーツ)を備え、アップルカープレイ、グーグルアンドロイドオートに対応し、お手持ちのスマートフォンのコンテンツを車体で楽しめる。

■クラスをリードする安全装備
 リミテッドには、クラッシュミティゲーション(衝突被害軽減ブレーキ)やリヤパークアシスト付前面衝突警告、ブラインドスポットモニター、リヤクロスパスディテクション、パークセンスフロント・リヤパークアシスト、パークビューリヤバックアップカメラなどが標準装備される。

 さらに、多彩なシートアレジで、積み込む荷物の大きさに合わせてフラットなカーゴフロアを作り出せる。また、ノートブックパソコンやタブレット端末を収納できる、足元のメッシュサイドポケットや助手席下収納など、使い勝手も重視されている。

■車内の快適性を高めるシャーシシステム
 エンジンは全グレードに、直列4気筒2・4ℓマルチエアエンジンを搭載。最高出力175PS、最大トルク23・4㎏mのスペックを持ち、アイドリングストップシステムによりスポーツとロンギチュードは、従来の2・0ℓモデルを上回る燃費11・9㎞/ℓ(JC08モード)を達成した。トランスミッションはFFのスポーツとロンギチュードが6速AT、4WDのリミテッドが9速ATとなっている。

 前後サスペンションは、機械式可変ダンピングダンパーを備えたマクファーソンストラット式。4WDシステムはオンディマンドタイプで、通常はFFで走行し、滑りやすい路面状況で4WDとなり、安定した走行性能を発揮する。

 また、ガラスまわりのシール加工やホイールハウスライナーの採用などにより静粛性を向上。こうしたNHV(ノイズ、振動、突き上げ)対策と、高剛性ボディが相まってノイズや振動の少ない快適な乗り心地を実現した。

(オプション設定のパノラミックサンルーフ,リミテッドのみ)

【希望小売価格】スポーツ=323万円▽ロンギチュード=351万円▽リミテッド=419万円▽ステアリング位置=全車右

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