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2018/04/06

トヨタ・スポーツ800オーナーズ協議会、交通遺児育英会に寄付金贈呈

matsuguma
カーアンドレジャーニュース

 トヨタ初の市販スポーツカー「トヨタ・スポーツ800(ヨタハチ)」のオーナーが運営するトヨタ・スポーツ800オーナーズ協議会が3月17日、東京・MEGAWEB(都内江東区)を会場に、「公益財団法人 交通遺児育英会」への寄付金贈呈式および一般来場者に向けた同乗試乗イベントを開催した。(写真右:感謝状を手にした杉山代表(左)と交通遺児育英会・土肥寿員常務理事)

 同協議会は、活動のひとつとして社会貢献も継続して行っており、これまで主にチャリティオークションを定期的に開催。ヨタハチにまつわる希少なグッズや部品等を出品し、その売上金額を慈善団体に寄付してきた経緯がある。このオークションの昨年の売上金額約41万円が今回、交通遺児育英会へ寄付され、式典では同会から協議会に謝辞が述べられるとともに感謝状が贈られた。

 交通遺児育英会とは、交通遺児や交通重度障害を負った方などのうち、経済的な理由で修学が困難になった子どもたちへの支援を目的に運営されている財団で、主に「奨学金の貸与」「学生寮の運営」「奨学生の指導・育成」を行っている。また、平成30年度からは運転免許の取得費用の補助制度も開始した。

■ヨタハチがMEGAWEBに集結

 〝ヨタハチ〟の愛称で知られるトヨタ・スポーツ800は、排気量790㏄の空冷水平対向2気筒OHVエンジンを、空力性能を高めた小さなボディに搭載した〝ライトウェイトスポーツカー〟として1965年に誕生した。2015年は生誕50周年を迎え、全国各地で数多くのイベントが行われた。

 トヨタ・スポーツ800オーナーズ協議会はその50周年を機に発足し、翌年に全国組織として正式に運営をスタート。主にヨタハチオーナーやクルマファンとの交流、楽しむ場の提供、生存車の状況調査、そして車両部品の再生産へ向けた活動、さらに今回の社会貢献活動を行ってきた。

 今回の会では、クルマを楽しむイベントも同時開催。一般来場者を対象にしたヨタハチの同乗試乗会が企画され、イベントには旧車好きの大人から子どもまで多数が参加。現代のクルマとは乗り味も音も車内からの景色も違うヒストリックカーへの同乗を楽しんでいる姿が見られた。

 また、今後の寄付活動に向けたチャリティオークションも行われ、一般来場者も参加。ヨタハチのオーナーたちが持ち寄った希少な部品やトヨタ系列の販売会社等からの協賛品等が一堂に集められ、こちらも多くの人たちで賑わいを見せた。

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